|
|
Elgar: Organ Sonata (Op. 28)
エルガー (1857-1934) オルガン・ソナタ (第1番)
1895年作曲
I. Allegro maestoso -
II. Allegretto -
III. Andante espressivo -
IV. Presto (comodo)
 |
録 音 |
とりあえずは、これまでに入手した LP・CD・LDを、ほぼ録音年代順に次の要領で列挙します。
各アルバムにカップルされている曲等についてのデータは省略。なお、連番/順序は随時変更することあり。
(古いものの多くは 現在廃盤あるいは入手不可能となってます。)
What's New! - 2000/5/3
ローリン・スミスのLPを入手。
凡例
| 連番 |
演奏者 |
レーベル アルバム番号 |
LP・CD・LD の種別 |
録音年(録)・初版年(P) 等 |
| " アルバム・タイトル " |
| 録音場所 (使用楽器の作者 建造年) |
1 + 2 + 3 + 4楽章 / 全曲 の録音時間 |
| 寸評 |
現在手許にあるもの (オリジナルのオルガン独奏)
| 1. |
Herbert Sumsion |
EMI 7243 5 65594 2 4 |
CD |
(録)1965.1.4-6 (P)1965,1996 |
| "ELGAR: Sacred Music - Organ Sonata" |
| Gloucester Cathedral, UK (Harrison and Harrison, 1920) |
8:48+6:08+6:21+7:53 / (29:10) |
| サムションは、1928年から40年近くグロスター大聖堂のオルガニストを務めたが、
コダーイ、エルガーなど多くの作曲家と親交があった。指揮者としても活躍し、フィンジ、ヴォーン=ウィリアムズ、
ホルスト、ハウウェルズ等の作品の初演を行った。
この録音は彼が66歳の頃のもの。テンポは相当遅めで、ミスタッチも多いが、さすがは老練の演奏家、
風格があり音楽的にはなかなか聴かせる。第3楽章におけるスウェルの扱い方が秀逸。
|
| 2. |
Simon Preston |
Argo 414 647-1 |
LP |
(P)1967 |
| "Elgar: Organ Sonata" |
| Colston Hall, Bristol, UK (Harrison and Harrison?) |
9:00+4:15+5:45+6:50 / - |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 20. |
Rollin Smith |
Repertoire Recording Society RRS 11 |
LP |
(録)1973 |
| "Organ Music of Elgar and Mozart" |
| Church of Saint Rose of Lima, Brooklyn, NY, USA (Holtkamp, 1962) |
- / - |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 3. |
Jennifer Bate |
ASV |
LP |
1978?
(P)1985(=LP) |
| ASV QUICKSILVA ASQ 6160 |
CD |
| " - " |
| Royal Albert Hall, London, UK (Willis, 1872/Harrison and Harrison 1924, 1933) |
- / - |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 4. |
Nicolas Kynaston |
Mitra OSM 16157 |
LP |
(録)Oct.1977 |
| "Elgar/Reubke - Ingolstadt" |
| Muenster zu Ingolstadt (Klais 1977) |
- / - |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 5A. |
Thomas Murray |
TownHall S-23 |
LP |
(録)1978? |
| " - " |
| Immaculate Conception Church, Boston, USA (E. and G.G. Hook, 1863) |
9:17+4:22+6:02+7:21 / - |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 5B. |
Thomas Murray |
AFKA SK 507 |
CD |
(P)(C)1990 |
| "An American Masterpiece" |
| Church of the Immaculate Conception, Boston, MA, USA
(E. & G.G. Hook, Opus 322 (1863)) |
9:18+4:16+6:04+7:27 / 27:25 |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 6. |
Christopher Bowers-Broadbent |
Priory PR 151 |
LP |
(録)1984.5.3 |
| "Elgar and Howells" |
| Coventry Cathedral, UK (Harrison and Harrison) |
9:17+4:22+6:02+7:21 / - |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 7. |
Donald Hunt |
Alpha (Abbey) ACA 540 |
LP |
(録)1984.5.28-29 |
| "Elgar's Organ Music" |
| Worcester Cathedral, UK |
- / - |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 8. |
Christopher Herrick |
Meridian CDE 84085 |
CD |
(C) 1987 |
| "Elgar Organ music" |
| Westminster Abbey, London, UK |
7:44+3:25+7:01+6:32 / - |
| (リズム感があまり良くない。録音も鮮度が悪い。) |
| 9. |
Wolfgang Ruebsam |
Bayer BR-100049 |
CD |
(録)1988.11.1-2 |
| "The Romantic Organ / Romantische Orgelmusik" |
| Rockfeller Memorial Chapel, University of Chicago, IL, USA (E.M. Skinner, 1928) |
9:50+5:05+6:28+8:07 / 29:32 |
| アクの強いアゴーギクが災いして、エルガーの音楽とはやや異質の感じがするのは否めない。
|
| 10. |
Paul-Martin Maki |
Titanic Ti-226 |
CD |
(録)1990.7.9-11 |
| "Elgar & Company" |
| MacMurray College, Jacksonville, Illinois, USA (AEolian Skinner, 1928) |
9:12+4:27+5:54+7:46 / 27:18 |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 11. |
Carlo Curley |
Argo 433 450-2 |
CD |
(録)1991(?) |
| "Organ Imperial" |
| St Mary Redcliffe, Bristol, UK (Harrison and Harrison) |
- / - |
| これは、私が聴いたこの曲の録音の中で最初に納得できるものだった。
とにかくこの演奏には勢いがあり、自然で自発的な音楽の流れが感じられる。また終楽章のようにテンポの速い部分での
せっぱ詰まった感じも良い。カーリーはアメリカ人(と言ってもルーツはアイルランド)ながら、
この世紀末のイギリス音楽が持つ翳りをよく表出している。録音も誇張がなく HiFiだ。推薦。 |
| 12. |
Daniel Matrone |
REM
311158 |
CD |
1991 |
| "L'AU-DELA du ROMANTISME (LISZT/ELGAR/REGER)" |
| L'Abbatiale de Saint-Sever (Landes, France) (Cavaille-Coll) |
9:56+4:13+5:36+7:03 / - |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 13. |
Gareth Green |
Naxos 8.550582 |
CD |
1991 |
| "English Organ Music" |
| Chesterfield Parish Church, UK |
7:53+3:53+6:02+6:40 / - |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 14. |
Carlo Curley |
ポリドール POLL-1068 |
LD |
(録)1992 |
| "Organ Imperial" |
| St Mary Redcliffe, Bristol, UK (Harrison and Harrison) |
- / - |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 15. |
Christopher Herrick |
Hyperion CDA 66778 |
CD |
(録)1995.3.15-16 |
| "Organ Fireworks VI" |
| Wellington Town Hall, New Zealand (Norman & Beard 1906) |
- / 25:05 |
| 現在ハイペリオンに多数の録音を行っているヘリック、2度目の録音だが、こちらの方が良い。
9.のカーリーの演奏をおとなしくしたような感じ(聴いたのか?)。リズムやアーティキュレーションのあまさは残るものの そつなく聴かせる。
録音はホールの響きをよく捉えている。 |
| 16. |
Thomas Murray |
Gothic G 49076 |
CD |
(P)1995 |
| "Elgar at Woolsey Hall" |
| Woolsey Hall, Yale University, USA (Hutchings-Votey/Steere/E.M. Skinner) |
9:36+4:33+6:45+7:36 / - |
| (寸評=もう少しお待ち下さい) |
| 17. |
John Scott |
Priory PRCD 401 |
CD |
|
| "GREAT EUROPEAN ORGANS No.34" |
| St Paul's Cathedral, London, UK |
9:44+4:22+7:02+6:56 / - |
| ジョン・スコットの録音は今までいくつか聴いたが、これは実に説得力のある演奏だ。
さすがにセント・ポールのオルガニストだと思った。特にデュナーミクの操作に秀でている。
ウィリスのオルガンはやはりバランスのとれた音楽的な音を持っている。
録音も、10秒を超える残響の中で演奏をうまく捉えていると言える。推薦。 |
| 18. |
Arturo Sacchetti |
ARTS 47391-2 |
CD |
(録)1991.6/(P)(C)1997 |
| "Organ History - ENGLAND: From Elgar to Arnell" |
| Chiesa S. Geraldo a Majella, Roma, Italy (Rieger? 1986) |
11:29+5:08+6:54+8:35 / - |
| インテンポで丁寧に弾いている。ロマン派の音楽でこういう演奏もできるのかという感じ。
そういう意味では面白いとも言えるが、所詮このモダンな楽器の音は、作品が持つイギリスの香りとは相容れない。 |
オーケストラ編曲による演奏
| A1. |
Vernon Handley 指揮
Royal Liverpool Philh. Orch. |
EMI CD-EMX 2143 |
CD |
(録)1988.8.31-9.1. (P)1989 |
| "ELGAR: ORGAN SONATA & Wand of Youth No.1 & No.2" |
| Philharmonic Hall, Liverpool, UK |
8:33+4:14+6:39+4:59 / - |
| この曲は最初(1895年)にドイツのブライトコップから出版されたが、1941年に
なってイギリスの出版社がその版権を獲得した。エルガーはバッハのオルガン曲のオーケストラ編曲なども手がけていたので、
おそらくその辺りで彼らがこの編曲のアイデアを考えついたのだろう。エルガーの指揮では定評のあった
エイドリアン・ボールトが、ゴードン・ジェイコブを編曲者として推薦した。できあがった編曲は、ボールトの指揮により
1947年6月4日に初演・放送(BBC)された。なぜかこの初演は、イギリスの主な音楽誌で取り上げられることもなく、
その後この編曲はスコアの所在もろとも忘れ去られてしまう。編曲者のジェイコブは 1980年になって、
「相当な労力を費やして完成した編曲なのでもっと演奏して欲しかった」 と語っている。
おそらくは戦後、エルガーの音楽自体が時代遅れになったことが忘れ去られた原因であろう。
再発見された編曲が今回の録音までこぎ着けたのは、編曲の初演を放送で聴いたオルガニストで熱烈なエルガーの支持者であった
キース・ベスト(故人)が、「この優れた編曲は、オルガン音楽に関心を持つ人のみならずもっと広い聴衆に認められるべきだ」
と主張したことに端を発している。
編曲を聴くならば、たぶんこれはエルガーの 交響曲 第「0」番とも言える性格を持つものであることが理解できるが、
また、エニグマ変奏曲ともト長調・短調という調性によって結びついている。
エルガーは、鍵盤楽器よりもむしろ弦楽器を弾くことの方が得意だった作曲家であり、オルガンでは
音符の動き(指遣い)が辛い(右手が4度位の平行で動く)など、オルガニストにはあまり評判が良くない。
しかしそれが音楽作品としての価値を些かも低めるものではないことは言うまでもない。それは、この編曲を聴けば
明らかである。
エルガーの演奏に手慣れたヴァーノン・ハンドリーの指揮は、速めのテンポで
やや重厚さに欠けるとは思うが、作品の本質的な良さは十分に表している。
|
現在手許にないもの (オルガン独奏)
19. Harold Darke, Mirrosonic 1006 (LP), St. Michael's Cornhill, UK. (R)1957
21. Christopher Robinson, RCA LR22 5120 (LP), Worcester Cathedral, UK. (R)1976
22. Hubert Best, Abbey Alpha APS 346 (LP), Birmingham Cathedral, UK. (R)1983
23. June Nixon, Move MS 3059 (LP),
St.Paul's Cathedral, Melbourne
, Australia
24. Roger Fisher, Motette-Ursina 11501 (CD) "Roger Fisher spielt Elgar"
1998年夏にリリースされる予定のもの
25. Michael Gassmann, Telos records (Germany) (CD), Recorded on
Fischer & Kraemer at Liebfrauenkirche Günterstal, Germany; (R) 1997
上記のオリジナル(オルガン)の演奏のうち、とりあえず無条件で推薦できるものは、
(11)の Carlo Curley と (16)の John Scott であり、この二つは甲乙つけがたい。
他の録音については、時間をかけて試聴した後、報告させていただく。
 |
楽 譜 |
Edition Breitkopf: Nr. 3404
Novello: Elgar Complete Edition - MUSIC FOR ORGAN
 |
日本における演奏 |
2003年3月9日(日)、白石ホワイトキューブにて カルロ・カーリー による全曲の初演が行われた。
 |
リ ン ク |
エドワード・エルガー/希望と栄光の国 (同名の書を出版された水越さんのサイト)
エルガー協会 (The Elgar Society) (英語)
エルガーのオルガン・ソナタについて、ここに紹介した以外の録音をお持ちの方 あるいは ご存じの方、
日本における演奏(非公開も含め)を聴いた、あるいは ご存じの方、
また、この作品やこれらの演奏に関心をお持ちの方は、ぜひ
elgar-j@orgel.com まで 情報・意見・感想 などをお寄せ下さい。
音楽館ホーム Listening Room
へもどる
|